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失敗から何を学ぶ 立地

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事業を始めてからもう20年以上経過しています。その中で多くの失敗を経験してきました。小さなことをいうと毎日かも知れません。でも、実際に自分で経験することがもっとも自身の糧になっていると思います。

 

そんな中で何を一番重要にしなければならないかは、どんな商売でも立地ではないかと強く思うのです。とくにお客様が来店する場合は、路面店にすることは将来においても大切なのです。たしかに、路面店にすることは、賃料は高くなってしまいます。2階以上になれば、路面店の1/2で借りれることも多いかと思います。

 

ここは悩みのタネではあると思います。私もそうでしたが、2階を借りて事業をしたのは1回しかありません。その時は、始めて会社を始めて右も左もわからない状態の「いってまえ~開業」でした。その物件は、先輩の物件に入居したので家賃は2万円と破格な家賃でした。月極駐車場と変わらない程です。坪1333円とありえへん金額でした。

 

ただ、いまとなってはこれも失敗だったように思います。いってしまうと法人登録して、15坪のオフィスを構えて一人前の社長になるのが、目的になってしまっていたのかも知れません。とはいえ、やりたい事業は決まっていました。以前の不動産会社に務めていたこともあり、不動産系の仕事とはきめていました。

 

不動産を扱うには、免許が必要なのでその手続きが完了するまでは、もとの会社の営業マンの休憩の場所になっていました。2階なのもあり、サボりやすい環境だったことも手伝っていたのかも知れません。家賃が安く、一人での起業だったので固定費はそれほどかかりませんでした。

 

2ヶ月を過ぎていつまでも、このままでいいとは思ってはいませんでした。今振り返るとプレッシャーがないというのは、自分にとっていけないと思って本格的にどうするかを考える日々がやってきました。当然ながら、会社をやめてから自分なりにこうだろう、ああだろうなどは考えていましたが、私の性格上なのか、なんとかなるでしょう。そんな日々でした。

 

真剣に考え出しても、発想も浮かびません。それから、人と合うことを毎日することになりました。すると会社を辞めてまで、応援するという仲間が、一人ふたりと増えました。こうなると社員の給与も稼ぐことが急務になってきました。

 

毎日人とあっていたことから、徐々に仕事が増えていくようになっていきました。不動産という枠はあるのですが、その枠を超えた仕事もしていました。内装や電気、外構など知り合いをつなげることをすることで、徐々に大きな仕事もすることになっていきました。

 

でも、2階というスペースでは一般の俗にいう、一見客はゼロです。無名の不動産会社に入ってくるお客さんなんているはずがありませんよね。私でも怖くて入れませんからね。対策は色々とやってはみましたが、すべて不発でした。

 

この時にもう、2階で商売をすることはやめることを決断しました。コールセンターのような一般の一見客は見込まない事業は別として、一見客が少しでも見込めるような事業では、多少の家賃の違いはあれど、1階ですることを強く薦めています。

 

場所によっては、看板だけでも集客の効果はあります。一見客は看板をみて入ってくることは以外にあるのです。どんなにチラシを撒いてもその確率は大変低いために、看板の集客効果は大変高いです。

 

たぶん、あなたも経験があると思います。看板はしっかりとアピールできていれば、入ったことがあるはずです。わたしは仕事柄地方に行く機会が多いので、そんな時はスマホを見るより看板で決めることが多いです。看板に費用をかけているお店は、その内容にふさわしく「やっちまったなぁ~」となることはほとんどありません。

 

これから始める方は特に、立地についてはよ~く考えてから進めてくださいね。お店のコンセプトと立地は切っても切り離せないですからね。