ビジネスとアウトドアを融合して発信中!

楽しい話や気になっていることを語っていきます

Sunday Book Review 【「暮らしの手帖」とわたし】 著者:大橋鎭子

f:id:masatakamuto:20160828235202j:plain

 

NHKのドラマ、とと姉ちゃんのドラマのモチーフになっています。本書を読む限りドラマとは違う部分は多くあるのですが、方向性や考え方がとても伝わりました。そして、大切な考え方を教えてくれたように思っております。

 

ドラマをご覧になっている人ならとても良くわかるのではないでしょうか。戦後に食べ物はもちろんのこと、洋服なども満足なものは一切なく、本を作るための紙も満足な物は無い時代に、なぜ、出版社を立ち上げたでしょうか。

 

大橋鎭子さんの考え方が一切変わらなかったので、現在でも発行されているのでしょう。

 

そして、大切な人々との出会いがあったからに他ならないと思います。編集長の花岡氏は、いつも時代の先を読み、それを雑誌にしていたようです。

 

妥協を一切許さなかったからこそ、多くの読者に愛読されていたのだと思います。企業の公告は一切掲載しない、商品テストは、実際の企業名も商品名も公開するスタイルです。現在では、YouTuberが、商品の使用感や不満点の感想を公開している感じです。

 

興味を引いた点は数多くありましたが、あえて一つだけ紹介すると花岡氏(編集長)が写真はモノクロの時代に、必ず将来はカラーになる。だから、いまはモノクロでも色選びには必要にこだわっていたそうです。雑誌を手にした読者には、どんなに素敵な色を使ったとしても、モノクロでは表現できないのです。しかし、将来にカラーになった時には確実にその差が出ると言って、何日もお目当ての色を探していたエピソードに、ドキッとさせられました。

 

何か私に言っているようにも感じました。

 

時代が変わり、物事も大きく変わりました。その中で今までは、役に立っていたことが今では何の役にも立たなくなってしまうこともあるでしょう。Google10年後になるなくなる仕事などを投稿したことがありましたが、実に的を得ていると感じました。

 

わたしことですが、先日会社の登記の内容を変更しました。以前であれば、どのように手続きするのかわからなかったのですが、インターネットのお陰でとてもスムーズに変更することができました。

 

会社を作るためには、定款を作ったりしなければなりませんでしたが、ネットでは定款の雛形などもあり、自分のあった定款を作ることはとても簡単です。

 

以上のように、手数料での仕事はもっともっと少なくなっていくのだなと実感しました。そして、その業種はさらに拡大していく時代に突入するのでしょう。

 

どんな時代になっていくのかを予想して生活するもの楽しいですね。

 

 

【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)

【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)