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SundayBookReview【小さな天才になるための46のルール】著者:マーティ・ニューマイヤー 訳:武舎るみ、武舎広幸

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マーティ・ニューマイヤー氏は、ビジネスとデザインの架け橋として、Apple、Google、Microsoft、Skype、Twitter、Patagonia、など世界有数の革命的企業からの業務依頼を獲得している。

 

目次をめくると、「偉大な天才は狂気を併せ持つ。」-アリストテレス- こんな言葉から始まる。

 

Part1 どうやってイノベーションを起こすのか
Part2 どのように仕事に取り組むべきなのか

Part3 どのように学ぶのか

Part4 どうやって違いを生み出すか

 

46のルールが各Partに分かれており、気になった部分から読んで欲しいとまえがきに書いてありました。このまえがきで、気になった部分があります。マーティ・ニューマイヤー氏の5つの能力という部分がありました。

 

感じる力・見通す力・夢見る力・実現する力・学ぶ力があったのですが、この5つがしっかりと揃っていれば、必ずと言っていいほど成功できるできるのではないでしょうか。と思ってしまいました。まだ、本編には入っていないのですけどね。

 

さて、本編ですが、46のルールで紹介されていきます。著者はどの部分からでも読んでいいと言っております。3時間もあれば、読みきれますのでルール1から読み始めました。

 

一貫して、一つの特徴があったと思います。ビジネスとデザインもまずは、細分化をしていくことです。どんな問題なのか。単純なのか。複雑なのか。構造上の問題なのか。コミニュケーションの問題なのか。テクノロジーの問題なのか。など・・を細分化して考えること、枠組みをどこに設定するのかを決めることが重要だとしています。

 

この枠組み決めることは、問題が大きくなるすぎることを防ぐと限界を決めるということでもあります。問題も正面からだけではなく、斜めからも良く見ること、出発点を変えてみる。反転してみる。問題の考え方を考える良いキッカケになりました。

 

アイデアについては、デザインの関係なさそう人たち科学者、哲学者も美を感じなられないアイデイアは革新性にも欠けていると美しいアイデアは生まれない。3つの要素があるとの美は驚き・しっくり感・優雅さをこれらの3つを兼ね備えるとデザインも素晴らしいものになる。

 

デザインはシンプルに収束することが多い、シンブルの反対は? そう聞かれると大抵の人は複雑というかも知れない。しかし、顕密にいえばこれは誤りで、本来は無秩序であるとしている。これは、シンプルを考えていくと到達する点であり、私もこのことは気付いていました。再認識できました。

 

よく、シンプルというとのっぺりとすることが美徳のように感じるかも知れませんが、複雑な機能が単純にわかりやすくことがシンプルということです。

 

iPhoneがそうですよね。説明書などはなくボタン一つで理解できる。機能は容量がある限り追加して、複雑にできるが自分の好みにできることがシンプルなのです。

 

イノベーションは、まったく新しいことを考えがちですが、これは間違いでいままでのことを結びつけて、一度は複雑にしてそれから削いでいくことでシンプルなデザインが出来上がる。引き算の力として本書でも説明しています。

 

考え方は非常に大切です。世の中に蔓延する情報をどのように自分の知識として学んでいくのかを整理できる1冊でしたよ。